☆★『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』第372号☆★

■提案:未来教育<地震・防災>教育をはじめよう!
                
 災害お見舞い申し上げます。
 台風や地震が続きます。
 地震、横浜でも大きな揺れをかんじました。
 胸が苦しいせつないニュースが続きます。 
 どうぞぜひ防災教育をと願います。

                 

21世紀の高校 生きる力はITで!―情報教育・ポートフォリオ・進路 (未来教育シリーズ)

21世紀の高校 生きる力はITで!―情報教育・ポートフォリオ・進路 (未来教育シリーズ)

鈴木敏恵 
                 s-toshie@ca2.so-net.ne.jp

◆与えられた学びから、意志ある学びへ...

 未来教育<地震・防災>教育をはじめましょう。
 未来教育とは「意志ある学び」です。

 地震などの災害時に生きる力、
 子どもたちが、生き延びることが出来るには「意志」がいる。
 グラッときた、その時。危ないその場に
 先生や親や守ってくれる大人がこどものそばにいるとは限らないのです。

 その瞬間、その後、しばらくへこたれそうになっても
 なんとか自分の頭で考えて、行動出来る力を。

 未来教育/防災プロジェクト学習とは子どもたち自身が
 テーマとゴールを明確にし、知恵と情報とあわせ向かうもの
 テーマとゴールの例を以下に紹介します。

  -----★ 防災プロジェクトの「テーマとゴール」例 ★-------

  ○テーマ(願い):地震がきてもみんなが助かってほしい
   
  ○ゴール(目標):自分たちで「防災ハンドブック」をつくる!
   
  ---------------------------------------------------------

 目指すゴールは、「地震知恵集をつくる!」というのでも
 いいし、「防災ガイドブックをつくる!」でもいいでしょう。
 これらをつくるためにはインターネットで調べるだけではダメです。
 「調べ学習」「体験学習」に終える総合的な学習の次へ行きましょう。


◆「体験」と「情報」を活かす未来教育

 自分たちの生活や地域に密着した確かな情報を手に入れること
 自分たちで実際に体験してみることが不可欠です。

 【現実社会】【自分自身】【根拠ある情報】と対座する。
 【体験/実際にやってみる】【知恵や工夫】【具体的提案】を行う。
 【課題発見力】【見極める目】【他者と考えを交わし知を生む力】
  を身につける。

 この学習は非常に子どもたちが意欲をもち熱心に向かいます。
 なぜなら価値や意義を感じ、目的と目標が明確だからです。
 「何のために何をやり遂げたいのか」
 ・・・という意志と意識が彼らにあるからです。

    ★    ★    ★ 

 学校や役場が、与えてくれる「防災ハンドブック」より
 子どもたちが自分でつくった「防災ハンドブック」がより力になる

    与えられた学びから、意志ある学びへ.....
    それが「21世紀の教育」と私は確信しています。

   http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
     
    ・   ・   ・   ・   ・  
 

◆自助力・自主性を子どもたちへ

 地震の報道。テレビでも「自助、共助、公助」と専門家が
 訴えています。そうです、まずは「自助力」を。ふだん先生方が
 子どもたちへ望んでいる「自主性」と一致するところも大です。
 自分を自分で助けることができれば、
 その自分が誰かを助けることが出来ます。
 
 いま岐阜市立華陽小学校の6年生たちが
 「未来教育/防災プロジェクト学習」をしています。
 先日岐阜市地震で揺れました。ふだんあまり地震のない地です。
 子どもたちは、びっくりしました。「家に妹と二人でこわかった」と
 実感して言った子。親とビデオショップで棚からビデオが落ちるのを
 怖い気持ちで立ちすくみ見ていた子。



◆塾やお稽古に通うとき、一人でいる子どもたち

 私、鈴木敏恵は横浜に住んでいます。横浜はビルも乱立しています。
 このごろ特に「夕方」や「夜」にゆれを感じます。

 「夕方」や「夜」町には子どもたちが塾へ行き帰りの時間です。
 そのとき親や先生がそばにいるわけではありません。
 塾はどんな所にあるでしょう。その町はどんな様子でしょう。
 そのとき子どもたちはどこにどういるでしょう。

     ・雑居ビルの細い階段で立ちすくむ子
     ・ビルの看板の真下や放置自転車のそばの子
     ・自動販売機やガラス窓のそばにいる子

子どもたちがもし、「未来教育/防災プロジェクト学習」などを経験していれ
ば、ささやかでも違うのではおもいます。防災を自分ごととして学ぶとき、
家庭や地域へ広がることともなります。それは学校で実際にどうスタートし
たらいいのか? 「鈴木敏恵の未来教育ライブ」では方法や手段がつかめま
す。未来教育ライブスケジュールをご覧ください。
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   【10/26 岐阜市
   【10/27 岐阜県関市】
   【11/06 長崎県諫早市
   【11/09 宮城県石巻市
   【11/12 横浜市
   【11/19 岐阜市
   【11/20 愛知県小牧市
   【11/24 横浜市
   【11/26 神奈川県座間市
   【11/27 神奈川県平塚市
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 未来教育ライブ詳細情報
         ↓
http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/koen.html

(関市と石巻市小牧市は「その道の達人派遣事業」で伺います。第二段の申
し込みがあるようです。)
http://www.japse.or.jp/tatsujin/intoro/index.html

http://www.japse.or.jp/tatsujin/list/index.html



━━【防災教育推進への提案1】━━━━━━━━━━━━━━━━
                 「昼休み」や「授業」の時間に
                  子どもたちへ見せる

                                                                                                                          •  

 
 どうぞ、子どもたちへ防災HPを見せてあげてください。
      できるだけ早く!
         ↓
   ┌-----------------------------------------┐
    「動画」で子どもたちにも理解しやすい防災

    http://www.e-college.fdma.go.jp/top.html

     ◎ 大地震を3日間生き延びる!
     ◎ 「災害応急対応コース」等
   「防災・危機管理」消防科学総合センター
   └-----------------------------------------┘

「朝の時間」でも、「給食の時」でも、いいとおもいます。
体育館にみんな集めて見てもいいし、教室でもいいとおもます。
5分もないコンテンツなので見せやすいです。

PCとビデオプロジェクターをつなげて、なるべく大きな画面で、子ども
たちへ、極力早い時期に見せてあげてください。地震や避難について、黒
板を背に先生が話すことも大切な場面ですが、ビデオプロジェクターを活
かし、ビジュアル、動画は効果が一層違います。インターネット活用授業
としてもいいでしょう。なにより「動画」ですから、子どもたちにも
理解しやすいです。



━━【防災教育推進への提案2】━━━━━━━━━━━━━━━━
                  コピーして配布
                  校長先生や教職員みなさんへ

                                                                                                                            • -

プリントアウトしてどうぞ「職員会議」などで配布してください。
    裏表をどうぞプリントしてください。
         ↓
内閣府防災担当企画官と鈴木敏恵(中央防災会議
 専門委員H15)との対談
http://www.djn.co.jp/mirai/m_news/pdf/mirai01.pdf



━━【防災教育推進への提案3】━━━━━━━━━━━━━━━━
                  「総合的な学習の時間」等で
                   スタートする

                                                                                                                            • -

<未来教育--防災プロジェクト学習>をはじめよう!

子どもたちひとりひとりに「考える力」や「防災スキル」「自助力」
「行動力」などが身につく<未来教育--防災プロジェクト学習>を総合的
な学習の時間などで、スタートされることを心から、心から提案します。

◆<未来教育--防災プロジェクト学習>の手順/写真で説明
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=71winter&ac3=2717&Pa
ge=hpd_view

◆<未来教育--防災プロジェクト学習>の手順/図と説明
http://www.isad.or.jp/cgi-bin/hp/index.cgi?ac1=IB17&ac2=71winter&ac3=2716&Pa
ge=hpd_view

◆『未来教育実践モデル/防災プロジェクト学習』の本
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487384116X/qid=1064147614/sr=1-5/re
f=sr_1_2_5/250-7907916-0338664

◆<未来教育--防災プロジェクト学習>の内容
http://www.toshie-suzuki.net/bousai/index.htm


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         鈴木敏恵プロフィール
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21世紀の教育を提唱、実践する第一人者。一級建築士
「宇宙利用推進委員会」文部科学省・中央防災会議「防災に関する人
材の育成・活用専門調査会委員」内閣府など公職歴任。島根県立看護
短期大学客員教授
http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
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---編集日記---
 時期、その人が欲する時、学びの時。「 未来教育<地震・防災>教育
をはじめよう!」は単なるスローガンではない。多くの時間と確かな科
学と英知と思考と実践に裏付けられたものです。戦後の学校(小中高)
教育では、訓練は極力控えられ、知識や単なる情報の提供に終始していた
ようです。
 事が起こってからでは遅いと知識では理解できても所詮はよそ事。身体
は別の反応をしています。阪神大震災の後、神戸の街は前にもまして何よ
りも人と人が思いやりにあふれた都市に変貌したとか。また、9・11
降、ニューヨークはとても居心地の良い安全な都市になったとか。考えれ
ばそれまでに、いかに多くの犠牲を払ったことか。ゆめ忘れてはならない。

               kanoyu@po.synapse.ne.jp
               インターネット編集長:梶原 末廣
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